白衣の天使
犯人の目的は最初からロイドだった。と言う意味がその言葉にはあったのだ。



ある晴れた日曜日。

カトレアの周りには数多くの友人、知人、職場が集まっていた。

そこには静かに棺に眠るロイド・・・。

いろいろな場所からすすり泣く声が聞こえるところが、ロイドの人望の厚さを物語っている。

その時カトレアはというと、来てくれたみんなの対応をこなしていた。

必死に涙をこらえて・・・。


ようやく一段落してみんなが帰った後、、カトレアが最後の挨拶をしに、棺に眠るロイドの横に立った。

こらえていたものが抑えられなくなったカトレアは、その場に崩れ落ち、大声で泣いたのである。

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