白衣の天使
トッドの足が病室の前で止まり
「ここがニックの親友のジェフの病室です。」
そう言いながらトッドは扉をノックした。
ゆっくりと扉を開けると、そこにはベッドに男の人の姿。
こちらの存在に気付いているのであろうが、こっちを振り返る事なく、ジェフは身体を起こして窓の外を眺めているだけであった。
「あなたがジェフくんね。」
カトレアの問いかけにも微動だにしないジェフ。
その様子を見ていたトッドは
「やはりダメか・・・。私は外で待ってますから何かあったらすぐに呼んでください。」
半ばあきらめ気味にトッドは部屋を出ていってしまった。
扉が閉まる音が病室に響きわたった瞬間である。ジェフが口を開いたのは。
「お待ちしてました。」
今日カトレアが尋ねる事を知っていたかの様に、そう言いながらジェフはカトレアの方を振り返ったのだ。
そしてジェフはこう続ける。
「貴方は悪魔ですか?天使ですか?」
「ここがニックの親友のジェフの病室です。」
そう言いながらトッドは扉をノックした。
ゆっくりと扉を開けると、そこにはベッドに男の人の姿。
こちらの存在に気付いているのであろうが、こっちを振り返る事なく、ジェフは身体を起こして窓の外を眺めているだけであった。
「あなたがジェフくんね。」
カトレアの問いかけにも微動だにしないジェフ。
その様子を見ていたトッドは
「やはりダメか・・・。私は外で待ってますから何かあったらすぐに呼んでください。」
半ばあきらめ気味にトッドは部屋を出ていってしまった。
扉が閉まる音が病室に響きわたった瞬間である。ジェフが口を開いたのは。
「お待ちしてました。」
今日カトレアが尋ねる事を知っていたかの様に、そう言いながらジェフはカトレアの方を振り返ったのだ。
そしてジェフはこう続ける。
「貴方は悪魔ですか?天使ですか?」