白衣の天使
「・・・婦長?」

昔と比べ少し太ってはいるが、そこにいるのは間違いなくシャロン婦長である。

カトレアに気付いたシャロンは満面の笑みで歩み寄り、カトレアを抱きしめた。

「久しぶりねぇ。もう二度と会えないかと思っていたのよ。一人?確か・・・マリアちゃんだったわよね?今はどうしているの?あっ!立ち話もなんだから紅茶でもいれるわね。」

すごくうれしそうにカトレアの腕を引っ張り、家の中に招き入れた。
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