青春ラバーズ!!
あたしの名前は梅崎ももこ。
私は、クラスによくいる休み時間でも、教室で一人で本を読んでいる暗い人。
『インキャ』といわれる部類らしい。
まぁ、私にはそんなこと関係ない。
別に困ることないし・・・。

「なぁ、お前ってさよく一人だよな」

一人の、男子が声をかけてきた。
どうせからかいにきたんでしょ・・・

「・・・別に」

私はそっけない返事をして本を読み始めた。

「なぁなぁ、何の本?」

「・・・・あなたには関係ないでしょ。」

またそっけない返事をしてしまった。
私の悪い癖・・・
だから、人も寄り付かない。

まぁ、べつに群れるのは嫌だしね。




放課後も一人で帰る毎日。
行く人も、一緒に帰る人もいない。
まぁ、皆部活で青春してるんでしょうね。

「一人でも困らないし・・・むしろ気楽でいいわ・・・」

そんな悲しいことをつぶやきながら一人で帰るつもりだったが・・・


「よっ!梅崎!」

朝の男のせいでぶっ壊れた。

「・・・・・・・」

私はあまりかかわりたくないので無視して歩いた。

「お、おーーい!ちょっとまてよ!!?」

「・・・・・・・・・なに」

「まぁまぁ、そんな怖い顔すんなよ!」

「・・・・・・・・何のために話しかけたのよ」

「そこに、梅崎がいたから!!」

「うぜぇ」

はぁ、こんな奴と喋っている暇はないわ・・・

「なぁなぁ、梅崎って友達すくないんじゃねーの?」

ほら、いつものからかいがはじまった。

「どうでもいいでしょ。」

「暗いなぁー、もっと明るく行こうぜ!」

「・・・・・・・」

無視無視無視!!
うざすぎる・・・・
とっとと帰ろう・・・

「あのよぉ~」

「・・・・・・・・・・・」

「髪きったら可愛いと思うんだけどな・・・・」

隣で、男の小さな声が聞こえた。

「か、か、かわいい!?からかうのもいいかげんにしてよねっ!」

「いやいや、まじだって。肩ぐらいにしたらいいんじゃね?」

「・・・・・・・似合うと思う?」

「思う思う!!!」

「あぁ、そう。」

めんどくさいやり取りをやっている間に家についた。
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