非リア充の夏休み日記





俺の可愛い七奈ちゃんを見た二人の頭には、『?』が大量にあった。

え、なんで?…あ、「こんな可愛い女の子がなんで富樫の彼女なんだ?」ってゆーことか!ぶははははっ、ざまあ!



「……な、なぁ、佐藤…」

「お、おう。おかしいよな、おかしい。絶対おかしい…。

だって、――七奈ちゃんなんていないし」



二人の目には七奈ちゃんなんて……映っていない。だけど、富樫は見えないはずの七奈ちゃんと楽しく話している。

も、もしかして…っ!



「もしかして富樫…二日間祭りに行ったせいで精神をやられ、激しい妄想と激しい幻覚を見てるんじゃないのか!?」

「そうか、だから見えない七奈ちゃんを彼女と言っているのか!」





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