現実的な恋愛事情





「じ、実はさっ、俺彼女できた///」

‐えっ??‐

「そ、そーなんだー!!誰??」

「実はさっ、昨日
俺と同じクラスの
宮田明希ーミヤタ アキーって子に
呼ばれて、行ったらコクられた。
俺も前からちょっと気になってたから
付き合うことにした。」

拓也は、
身長が、170以上で
顔も整っていて
部活のサッカーで焼けた肌
誰にでも優しく
いわゆるクラスの人気者。

だから、かなりモテる。

だけど、今まで
コクられても軽く断っていた拓也が
OKするとは、予想外だった。

「俺さ、やっぱり、まだ元カノのこと
忘れられてないみたい。
だから、ちょっと気になってた
明希にコクられて、
もしかして忘れられるかもって」

「まだ、忘れられてなかったんだ、、、」

「、、、まぁ、そーゆぅことだから!!
またお前にたくさん相談するかも」

「いつでも、、、待ってるね」

精一杯の強がり

「心強い♪
さすが、麻里だな♪じゃあなッ」

そう言って拓也は、屋上を後にした。



1人、屋上に取り残された。

自然と涙が、出てくる。

「なんで、あたしじゃダメなの??」
あたしの言葉は、
風と共に空に消えていった、、、




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