浮気彼氏はあたしの下僕〜フキゲン恋愛注意報
――――――……‥‥
あれ?
いつの間にかあたし寝てた?
真っ暗な視界に、頭にモヤがかかったような感覚。倦怠感を感じながらゆっくりと目を開けると、見覚えのない木目調の高い天井。
「起きた?」
「……ここどこ?」
何故、自分がこんなところにいるのか頭の整理ができない。
頭を抱えながら起き上がると三人がけのソファーに寝かされていたことに初めて気がついた。
そして、テーブルを挟んだ真正面にはソファーに腰かけている大和くんの姿があった。