浮気彼氏はあたしの下僕〜フキゲン恋愛注意報
どうしてサイズまで知っているのか。ピッタリのワンピースは皮肉にも着心地がよかった。
「地下、行ってみようか」
いつもと変わらない優しい笑顔の大和くん。それが余計にあたしの中の恐怖を掻き立てた。
リビングを出て、真ん中の扉を開けるとそこは倉庫室のような小さな部屋だった。床には収納室のような作りになっていたけど、すぐに地下室への入り口だと分かった。
南京錠が3つ、ついていたからだ。
「念のため、俺の後ろにいてね」
コクリと頷くと、大和くんはポケットから鍵を取り出して南京錠の鍵を次々と開けていった。