浮気彼氏はあたしの下僕〜フキゲン恋愛注意報



「何でもない。こんな天気じゃ外も出られないし、少し早いけど夕御飯作り始めようかな」


「それもそうだね。二人で作ろうか」


「ううん。下手くそだけど大和くんのためにあたし一人で作りたい。いい?」



ここまで言えば大和くんが顔を横にふるわけがない。思った通り嬉しそうに頷いてくれた。



「でね、お願いがあるんだけど」


「何?」





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