浮気彼氏はあたしの下僕〜フキゲン恋愛注意報



叫んだ。



言葉にならない声をあげて、死に物狂いで暴れた。だけど、あたしの体は床に倒され大和くんが覆い被さってくる。



「離せ離せ! この殺人鬼!!」


「あんまり興奮しちゃダメだよ。過呼吸起こしちゃうから。今から眠ってもらうよ。目覚めた時、この綺麗な足はオブジェになってるからね」



そう言って、ロングワンピの中に手を入れてふくらはぎを優しく撫でられた。



「真奈美、とどめはきちんとさせよ。さ、綾香ちゃん。痛くないように薬を飲もう。足がなくても、俺がきちんと面倒みるから安心して」


「嫌だ! 嫌だ!!」





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