致死量カカオ
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豊海は、俺にとって幼なじみでバカで面倒な、女だと思ってる。思っているというか間違いなく、バカだ。
馬鹿な子ほどカワイイなんて。本当に迷惑。
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「やばいやばいやばい、私の寿命あとどのくらいなんだろう。あと一日だった今日どうやってすごそう、どうしよう昭平」
「セックスでもすれば?」
「…………」
お昼ご飯を高城と食べて戻って来た豊海は、俺と千恵子が二人でご飯食べているって言うのもお構いなしに間に割り込んできてどうでもいい悩みを告げる。
「きゃあ!豊海!?豊海!?」
「……えーまじでー!?」
俺のセックスという単語が引き金になったのか、豊海は机にひれ伏した状態で白目を剝いている。
ちなみに口からは相変わらずの吐瀉物。
こいつがどんなに食べても太らない理由はここにあるんだろう。
何を想像したら一人で瀕死状態に陥るの、豊海。