授けられた力・消えた記憶
静かな町に、男女の声が響いていた。
泣いたとか泣いてないだとかで…
そんな話をしていると、他の2人がやってきた。
それに先に気づいたのは、マイの方である。
「?ルイ、カリン。」
「?おぉ。やったらしいな。」
続いてイワンが言う。
「あぁ。」
ルイはそう答えただけである。
ルイの腕の中にはカリンが。
カリンは、もう大丈夫。と言うように目で合図する。
ルイは少し迷ったが、カリンを下ろしてやった。