授けられた力・消えた記憶
城の中に侵入した3人。
「ほんま普通に入れたな。」
辺りを見回し、声を落として言うイワン。警戒している様子だ。
「そうね。」
それに対し、普通の音量で返すマイ。
「おいっ!」
イワンも声が大きくなる。
「うっさいなぁ!」
「す、すみません…」
マイは、お前の方が大きいだろ。と言うようにイワンを睨む。
それに反抗できない様子のイワン。
少し歩き、ある部屋の前で足を止めた。
「サキの部屋は、そこじゃなかったっけ?」
そうそこはサキの部屋と思われる場所。
3人は顔を見合わす…
そして扉を開く…