授けられた力・消えた記憶

 「…誰もおらへんな…」

扉には鍵もかかってなく、すんなりと入る事ができた。

辺りを見回す3人。


 「…ルイは上にいる…」

 「?そか…っ!」

ふとカリンが言う。
イワンはカリンの言うことを信じ、部屋を出ようとした。その時…

 「お行かせできませんわ。」

3人の前に立ちはだかった者…

 「サキさん…」

そうそれはサキ。

 「お引き返し下さい。」

 「んな事…」

サキはそう言う。
が、イワンは反抗しようとする。

 「ならば力ずくで帰すまでです。」

サキは、イワンの反応に何かをする気だ。
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