授けられた力・消えた記憶

部屋一面に沈黙が流れる…

 「…よく、わかりましたね…」

倒れていたサキは声を上げ、体を起こした。

 「「!?」」

 「…」

それに驚いた様子のルイを除く3人。

ルイはただそれを見ているだけだった。


 「その顔を見ると…始めから…?」

ルイの顔を見て、落ち着いてサ聞くキ。

 「あぁ…」

ルイもそれに普通に答える。

 「やはり…あなたには見破られると思っておりました。」

目を伏せるサキ。何か辛そうに見えるのは気のせいだろうか…

 「それで、どうして?」

2人の会話にカリンも加わる。

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