授けられた力・消えた記憶

部屋から消える前に、主はこちらへ目を向けた。
その目は、マイに向けられていた…

 「どうも…」

それに気づいたマイは、苦笑いをしながらそう頭を下げた。

(さっきの聞かれたかな…)

 「ん?どないした?」

料理を口に含みながら問うイワン。

 「え?いや…」

罪悪感を感じながら、マイは料理へと手をつけた。


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