授けられた力・消えた記憶

賑やかに話をしながら、朝飯とも昼飯とも言えない飯を食べていたルイ、カリン、マイ。

そこへ、怖い顔をしたイワンが無言で席に着く。

 「何、ムッとして…」

異変に気づいたマイは、口をモゴモゴさせながら問う。

 「…」

が、イワンは無言のまま箸を進めた。

 「「?」」

目を合わせ、首を傾げる3人。


(無理やり起こしたのが悪かったか…)

内心そんな事を思っていたルイであった。

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