授けられた力・消えた記憶
4人は飯を食べ終わり、話をしていた。
「はよ、訊き行かないかんのやないんか?」
「そうだな…」
情報収集に向かう為の話をしているようだ。
「町の事なら、クロウンとコナーに訊いたらいいんじゃないかしら?」
そんな4人に、声をかけたのはカンナだった。
「クロウンと、コナー?」
「あの男かいな?」
「そういえば、いないな…」
辺りを見回し、2人がいない事に気づいた。
「見回りに行ってるんだって。」
カリンが説明した。
早く起きていたので、話を聞いたのだろう。
「そうなんだ…」
「もう少しで戻ってくると思うから…」
そう言った時だった。
「以上なし…」
「任務終了…」
丁度良く2人が帰ってきたのだった。
「お疲れ様。」
カンナはにこやかに笑って2人を迎えたのだった。