授けられた力・消えた記憶

ある場所を教えてもらい、その場へと向かう事にしたルイ達4人。

 「ありがとう。」

ルイは礼を言い、頭を下げた。

 「何、すぐ帰ってくるんだろ?」

 「そうでしたね…」

そんな会話をして、4人は歩き出した。


4人が向かったのは、あるデカい建物。

そこは、レストラン、ショップなど、様々な場が設備されているらしく、かなりの大きさがあった。

 「いらっしゃいませ。」

 「どうも…」

中に入るなり、男が現れ、ルイ達はある席へと連れて行かれた。

 「ごゆっくり。」

そして頭を下げ、男は立ち去った。

 「本当、いい所ね。」

 「そうだな。」

辺りを見回し、言う2人。

ここはレストランと思われる場所。何人客が入る事ができるのか不思議なぐらい広く、綺麗に整えられている。

しかしそこには誰もいない。

 「やけど、誰もおらへんやないか。」

気づいたイワンは言う。

 「そうだな…早いからだろう。」

 「そうね。」

そんな言葉でかたづけたのだった。


< 221 / 380 >

この作品をシェア

pagetop