授けられた力・消えた記憶
ある場所を教えてもらい、その場へと向かう事にしたルイ達4人。
「ありがとう。」
ルイは礼を言い、頭を下げた。
「何、すぐ帰ってくるんだろ?」
「そうでしたね…」
そんな会話をして、4人は歩き出した。
4人が向かったのは、あるデカい建物。
そこは、レストラン、ショップなど、様々な場が設備されているらしく、かなりの大きさがあった。
「いらっしゃいませ。」
「どうも…」
中に入るなり、男が現れ、ルイ達はある席へと連れて行かれた。
「ごゆっくり。」
そして頭を下げ、男は立ち去った。
「本当、いい所ね。」
「そうだな。」
辺りを見回し、言う2人。
ここはレストランと思われる場所。何人客が入る事ができるのか不思議なぐらい広く、綺麗に整えられている。
しかしそこには誰もいない。
「やけど、誰もおらへんやないか。」
気づいたイワンは言う。
「そうだな…早いからだろう。」
「そうね。」
そんな言葉でかたづけたのだった。