授けられた力・消えた記憶
そんな会話をしていた4人の元へ、男が戻ってきた。
今度は隣にもう1人つきそっている。
「それでは、女性の方々、この方がメイクの方です。」
隣の男、背の高く細い男を手で示しながら紹介し、紹介された男は頭を下げた。
「?メイク?」
「やってもらえるの?」
男の言葉にカリンは首を傾げる。よくわからない様子だ。
それに対し、マイは目を輝かして反応した。
「はい。」
マイの反応を見て、男は笑顔で答える。
そして背の高い男が一歩前に出て、2人を見た。すると…
「oh-!何てbeautifulな方!」
「え…?」
「カリン?」
カリンに目を止め、手を合わせてそう叫んだ。