授けられた力・消えた記憶

そこに、2人の話を聞いていたカリンが口を開いた。

 「ルイ、私も…」

 「カリンはここにいろ。」

ルイはカリンの言葉を遮り言う。

だが、カリンはまだ諦めようとしない。


 「でも…」

 「大丈夫やて。」

イワンのその言葉に悩むカリン。


 「…」

 「すぐに戻って来るから。な?」

ルイはカリンを安心させるように微笑んだ。


カリンまでも、危険な目に合わせたくない…


そう思ったのだ…


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