授けられた力・消えた記憶

倒れたカリンに近づくノワール。

 「もうお前は必要ない。死ね…」

そう言い、カリンの持っていた短剣を拾い、カリンの首へと近づける…


その様子を見つめるルイ。

(…俺はカリンをどう思ってた…)

(…カリンがいなければ、今の俺は無かった…)

ルイの頭の中で、カリンは大切な存在になっているのだ。

(助けなければ…助けなければ…)

そして、動かない体を無理やり動かすのだった…


短剣を、カリンの首へと沿わせるノワール…

今にもカリンを殺す気だ…

と、その時…

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