授けられた力・消えた記憶

ある病院の一室…


 「…」

ルイは、ベッドに寝かされ、様々な機材に繋がれていた…


規則正しい流れる機械音…



固く閉ざされた瞼は、開く事はなかった…





部屋の外では…


 「どや?」

ルイの様子を見ていたマイに、イワンは訊く。


 「まだ、眠ってる…」

 「そか…」


2人の顔色は良くない…


ルイの状態は良くないとの事…


心配の為、ずっとルイの様子を伺っているのだった…



2人は心の中で願う…



助かって欲しい…


と…



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