授けられた力・消えた記憶

屍に取り囲まれたイワン。

もう逃げ場はない…


 「あんたら何故蘇ったり…現世に恨みでもあんか?」

キレたように、イワンは屍に向かって叫ぶ。

もう戦えるような状態ではない…



その時だった


 「「うぅ…」」

突然、屍は唸りだしたのだ。
苦しそうに…


 「!何や…?動きが…止まっとる…?」

    スッ

何が起こったのだろうか…

不思議に思っているイワンの横を、何者かが通り過ぎる。


見覚えのある何者かが…


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