授けられた力・消えた記憶

その頃ルイは…


 「ハァハァ…」

未だ屍と戦っていた。


(あの水晶を壊せば…)

ルイはそう思った。


そう、確かにあの水晶が屍を蘇らせているようなのだ。


そして銃を構え、水晶を見た、その時だった…


 「!クッ…」

ルイは苦しそうな声を上げた。

何かにとりつかれるように、体が重くなっていくのだ。


 「うっ…」

(立って…られねぇ…)

膝をつくルイ…


     バッ

そんなルイに屍が襲ってくる。


もう…駄目なのか…

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