授けられた力・消えた記憶
そして辺りが闇に包まれた…
4人はある場所にいた。
そこは、今までとは違う周りには何もない開けた場所。
「ここが霊がよく現れた場所。」
「イワンわかるか?」
ルイの問いにイワンは目を閉じ、考えている。
集中しているようだ。
「…わからへん…それに霊と判断できるか…」
少しの間の後、イワンはそう答えた。
そんな行動に不思議な顔をして聞くマイ。
「霊を判断?」
「イワンはそういう能力をもってるんだよ。」
マイの問いにそう答えるカリン。
それに続いてルイも…
「それ以外は何もできねぇがな。」
「ルイ、それはあらへんやろ。」
ルイの言葉に勘弁してくれという顔をする。
「見た感じわかるなぁ。」
だがマイは納得したようだ。
「ハァ…」
ため息をつくイワンだった。