授けられた力・消えた記憶
●助けを求める者
そして次の日…
4人はまた町を歩いていた。
人気のないこの町を…
寝起きの顔をしたイワンは不機嫌そうに言う。
「朝でも出るんかいな?」
「時々ね…」
イワンの不機嫌そうな顔を見て、苦笑いするマイ。
だがその目は他の何かをとらえた。
「!何あれ…」
3人はマイの指さす方へと目を向ける。
「?…!」
そこにあったものは…
大量に広がる赤い物体…
ルイはそれを見つめる。
「…血…だな…」
「血?何で…」
そこへ何かに気づいたカリン。
「?何か書いてあるみたい。」
そこには血で書かれた文字が…
現代の文字ではないようだ…