授けられた力・消えた記憶
「…!効かへんのか!?」
そう、ルイの放った銃は、霊の体をすり抜けていったのだ。
「これ使って!」
マイはルイに向かって何かを投げた。
それを反射的に受け取るルイ。
「?これは?」
「あなたの為に作ったの。それなら霊にも効く。」
マイは弓を構えながら言う。
「…!助かる。」
ルイの掌の中にあった物、それは…
「?…弾?」
そうそれは銃の弾。
マイの矢の一部が入っている、特殊な物だ。