授けられた力・消えた記憶

 「…!効かへんのか!?」

そう、ルイの放った銃は、霊の体をすり抜けていったのだ。

 「これ使って!」

マイはルイに向かって何かを投げた。
それを反射的に受け取るルイ。

 「?これは?」

 「あなたの為に作ったの。それなら霊にも効く。」

マイは弓を構えながら言う。

 「…!助かる。」

ルイの掌の中にあった物、それは…

 「?…弾?」

そうそれは銃の弾。
マイの矢の一部が入っている、特殊な物だ。

< 86 / 380 >

この作品をシェア

pagetop