授けられた力・消えた記憶

すると、その時の状況が伝わってきた…これもカリンの力なのだろうか…


~女の子が母の元へ向かう途中、それは起こった。

女の子は案内人にはぐれないゆうに、注意していた。が…

――リーン…

女の子の耳に鈴の音が聞こえたのだ。


鈴は、女の子と母親の大切にしてきた物。また、それは2人の繋がりの証なのだ


その音か今女の子の耳に聞こえた。
もうすぐで母に会える。だが、鈴の音が聞こえる。

こちらへ来いというように…

迷う女の子…

――リーン…

女の子の背中を押すように再び鈴が鳴った。
そして女の子は音のした方へと向かったのだった。~

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