私の歌、君の音
ふぁーすとそんぐす


私はバンドの音が好きだ。

ギター、ベース、ドラムにキーボード
それぞれ、楽器の良さを引き立たせて、そしてボーカルの歌声を支える役割。

私は七瀬あゆみ、高校1年生。
委員会で遅くなる優希を待ってるの。

静かな校舎に響く音。
どこで演奏されているのかわからないだが自然と吸い込まれるように動く私の足

バタバタバタバタバタバタ

生徒会室の前でとまる。

一息吐いて、ドアノブを握る

ガチャ

古めかしいドアはギィーっと音を立て開く

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