禁断の恋
『彼、いつも来てますね』
「椿…あなたいつの間に来たの?」
いつの間にいたのか、後ろには、椿がいた。
『つい先ほど、麗華様ったら彼に夢中になってたからノックしたのも聞こえなかったみたいですね』
「わ、私は別に見とれてなんか!!」
『はいはい、わかってます。病院に行く時間ですので支度をしましょう。外はまだ肌寒いですよ』
そう言うと、カーディガンを羽織らせてくれた。
「…ありがと」
『いいえ…」
それから私は病院に行って検査をした。
「先生?私いつまで検査しなきゃいけないの?まだ外に出てダメなの?」
『いや、検査はひとまず今日で終わりかな。でも、また具合が悪くなったら来るんだよ?あと、あんま無理な運動はしないようにね』
「ホント?…これで、家の外にも出られるわね椿!!」
『そうですね!よかったですね!!』