禁断の恋
やっと、外に出れる!普通の生活が出来る!!早くお父さんに伝えなきゃ!!
私は、病院に出るなりお父さんに電話をした。
《…プルルル…プルルル…カチャ》
「あ、お父さん!!」
『おぉ、麗華かどうした?』
「違うわ、さっき検査したらもう普通の生活していいですって!!」
『おぉ!良かったじゃないか…悪い、お客が来た』
「うん、わかった。仕事頑張ってね!」
『あぁ、じゃあな』
明日から、外に出られるなんて、明日が楽しみだなぁ〜!!
翌朝…
「どうした?どうして家の庭しか出て行けないの?もうこんなに元気なのに!!」
『何度言ってもダメなモンはダメだ!!もし外にいて急に体調が悪くなってらどうる!?なってからじゃ遅いんだ!!』
「お父さんのけちん坊!!大っ嫌い!!」
『麗華!!』
私は、お父さんの声にも傾けず部屋へ走っていった。