MY HEART

え･･･もしかして･･･

あの男の人じゃ･･･

ｶﾞﾗｯ

｢･･････!!!｣

やっぱり･･･。

｢実はね、理佐ちゃんの担当だった神谷さん、妊娠されてね。
しばらくお休みをとられることになったんだ。で、代理の看護師の紹介をしたくてね。｣


代わり･･･?

そういえば、神谷さん、赤ちゃんが出来たって･･･

｢菅田博基です。よろしくお願いします。
神谷さんにはまだまだ追いつかないけど、しっかり理佐さんのｻﾎﾟｰﾄをしていきたいと思います。｣

｢･････････///。｣

『理佐さん』

そういわれただけで･･･心臓がﾄﾞｷﾝっと跳ねる。

｢理佐ちゃん、顔赤いよ?
熱でもあるのかな???｣

廣野先生は･･･多分私の心の中見えてるんだろうな。

からかうようにそういってくる。

私は思いっきり頬を膨らませた。

それを見て、廣野先生と菅田さんは･･･ｸｽｸｽ笑った。

｢じゃあ、僕はこれで帰るけど、菅田君はまだいるから。
なんかあったら遠慮なく呼ぶんだよ。｣

そういって、廣野先生はﾆﾔﾆﾔしながら帰っていった。