ちゆまど―世界は全て君のために―


スカートをたくしあげようとする手をチョップした。


変態めっ、と顔を背ける。男性と目が合った。


「こんにちは」


「あ、こんにちは」


挨拶を先にされ、根暗のイメージが一気になくなった。


かっこいい、爽やか青年だ。


シブリールさんと同い年ぐらいだろうか。身長も高い。


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