黒騎士-ブラックナイト-
「そうか。よし、その条件のんでやるよ。」
ロイドは窓から部屋に入った。
「あ……大丈夫なの?」
「平気平気。オレ、逃げ足は速いから。」
「ぷっ!何それ。」
2人は笑った。
そしてロイドは自分の里の仲間の話や、今まで見てきた魔法の話。
最近行った食材補充ポイントが、山奥にあって熊に襲われた話。
ティアラはずっと興味津々で笑って聞いていた。
そんな日々が長く続いた。
†
「ロイド、お前最近楽しそうだなぁ。」
バリックがロイドにそう話掛けた。
「ん?」
「毎日外に出ては嬉しそうに帰ってくるし、何か匂いが変わったぞ?」
「ば、ばか!!そんなわけあるか!」
「顔赤くしてやんの!ははーん……さては女だな?」
ロイドは顔を真っ赤にした。
耳まで真っ赤になっている。
「図星?」
話を聞いていたローズが尋ねた。
「ちょっと前に知り合ったんだ。初めて逢ったのは……」
ロイドは知らぬ間に、ティアラのことを2人に話始めていた。
その時、ロイドは嬉しそうに話していた。
「……ふーん。それで、ロイドは彼女に恋をしたんだ。」