晴れ空男子
「大丈夫。空を信じる」

「ん…」

「空も信じて?」

「…嫌ってほど信じてやる」




 空は私の髪をクシャっとして笑顔を向けた。





「親父にも報告しねぇとな」

「私たち…きょうだいになっちゃうのかな?」

「俺が親父を説得する」





 いつもは頼りない空だけど、今はすごく頼もしく見えた。











「美雨と空が付き合う!?」

「…パパ、反対?」

「………大賛成にきまってるだろっ!! ホントの息子になるんだな」







 あぁ…そういう考えね。





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