晴れ空男子
「俺…美雨ちゃんとももっと仲よ「…あのさ、美雨苦しめんなよ」

「…苦しめてなんか」





 空は呆れた顔で律君を見下ろす。





「美雨、痩せたの気付かねぇの?」

「…痩せた?」






 夜は…寝れない。




 一度、律君が夜中に部屋に入ってきて…笑いながら私に近づいてきたのが怖くて。





 それから寝つきが悪くなった。






 ご飯だって…律君がずっと話しかけてきてゆっくりパパとママとお話ししながら食べれない。





 お風呂だって外で空が待っててくれないと入れなくなった。








 制限される生活は初めてで…怖かった。








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