晴れ空男子
「美雨を痩せさせて…ストレスを溜めさせてるのは律」

「…俺?」




 律君もきっといい人なんだろう。





 でも…今は一緒にいたくない。






「だからちょっと美雨と距離おいてくれねぇ? 美雨が落ち着くまで」

「…そっか……俺、美雨ちゃん苦しめてたんだ」





 反省した顔色になった律君。






 あんまり責めると可哀相になってきちゃう。








 そんなことでストレス溜めて痩せる私がどうかしてるんだ。





 強くならなくちゃいけないのは私なのに。







「ごめん…ちょっと1人になってもいい?」

「え…美雨…?」

「…ごめ…」




 家から飛び出して近くの喫茶店に入った。




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