晴れ空男子
「…あれ……美雨?」

「裕也君…」




 カフェエプロンをつけた裕也君がいる。




「…どして……?」

「ここ、俺んち」

「え!? そうなの?」

「…そんなことより…どした? 泣いてる…」

「えっ…なんでもないよ?」





 裕也君は心配そうに私が座ってる向かいの椅子に座った。





「俺でよかったら聞くぜ?」

「ん…大丈夫」

「空関係か」

「えっ!?」





 空は関係して…ないよね?





「違う?」

「…んー…じゃあ誰?」

「律…君」

「2年の転校生か?」

「うん」

「…関係あり?」

「パパとママの親友の子供なんだけど…一緒に住んでるの」




 ひじを机についてた裕也君はガタっとひじを滑り落とした。









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