晴れ空男子

距離ある空

「美雨…心配した…」



 家に帰るなり、ギュッと抱きついてきた空。




「…ごめんね。もう大丈夫だから」



 裕也君に話しを聞いてもらってだいぶすっきりした。





「明日で学校終わりだし…夏休みはどこか2人で行こうな」

「うん!!」




 バイトって言っても毎日ではなさそうだし…いけるよね。





「今日は俺んち来る?」

「…いいの…?」

「親父に許可もらった」

「行く!!」




 慎さんにも会いたいし…。





「じゃあ…風呂だけ入っておいで。律はコンビニ行ってるから」

「うん!!」




 にこっと笑った空は自分の部屋に入って行った。




「…後でバイトのこと話さなくちゃ…」





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