晴れ空男子
「うっし…行こ」

「はーい」



 お風呂からあがってドライヤーで髪を乾かしていると部屋に入ってきた空。




 着替えだけ持って家を出た。





「あれー? 今からどこか行くの?」

「…空の家に泊まってくる」

「そかそか。モーニングコールしてあげるね♪」




 いらないよ。



 あんなボロクソに空に責められたのに全然反省した様子を見せない律君。




「モーニングコールなんていつもしてもらってんの?」



 街灯の明かりがふわふわしてる道を歩きながら空が聞いてきた。




「してもらってないよ?」

「…ふーん」



 つまらなそうな顔をしてる空。



「じゃあ…明日は私が起こしてあげるよ」

「俺、朝機嫌悪いよ?」

「…頑張る」







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