晴れ空男子
「とりあえず水谷起こして」

「うっ、うん………純~…起きて~」



 肩を揺らして純の目覚めを待つ。




「うぅ…そんなに揺すっちゃ気持ち悪い…」

「純も飲んだの!?」

「へへ~……私の可愛い美雨ちゃんの声がするよ~」

「私いるよー…」





 しっかりしてよ~…。





「仕方ねぇな。慎、1215室に水谷運んで」

「うぃ~す」

「俺は怜司運ぶから…美雨は2人の荷物持って」

「うん!!」





 空は他の野次馬さんたちを追い払って部屋に戻らせた。



「…あぁ…寝てるやつは重い」




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