晴れ空男子
「向こうにも教えてるの? 慎君のメアド」

「知ってる…」

「メールきた?」

「いや…でも!!ノアちゃんは悪くなくて…今週は忙しいから遅れないかもって…」

「じゃあさ…とりあえず今週は待とうよ」

「…わかった」





 慎さんはそう言うとケータイをポケットにしまってそわそわしてる。






「…元気が出るお守りだよ」

「これが?」





 私はポケットからイチゴの飴を取り出して慎さんに渡した。




「俺もそれ元気出た」



 空が二カッと笑った。




「へぇ…頂くよ」

「うん!!慎さんもお仕事頑張ってね!!」





 慎さんが部屋に戻って行くと空がテレビをつけてくつろぎ始めた。




「隣おいで~」

「うん!」




 空の隣に座って一緒にテレビを見てたけど…気が遠くなって眠ってしまった。






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