晴れ空男子
 それから美雨は小まめに電話をかけてくれるようになった。





 第二次審査の休憩時間にも電話をくれた。








 結局、最終審査まで残った美雨。







「…どーしよ……」

「ん?」




 珍しくバイトが休みの日で俺んちで美雨とくつろいでる。





「今日ね、最終審査の結果が電話で届くんだ…」

「今日か…」





 俺的に受かってると思うだけど…ヘタに期待させると悪いし。







 俺の背中にもたれてぎゅっとケータイを握りしめてる美雨。






「そんなにケータイ握ると壊れんぞ」

「…そこまで力強くないもん!!」



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