晴れ空男子
「美雨!!」

「あら、美雨の愛しの彼氏さんがお見えねー」




 純が怪しい笑みを浮かべてる。




「どうしたの?」

「親父が遅いから見てこいって」

「大丈夫なのにー」

「…何時だと思ってんの」




 GPSで見つけたであろう私たちの場所。




「…11時だけど?」

「子供は寝る時間ー」




 よいしょっと一言漏らして軽々ともたれた私の体。




「子供じゃないもん!!」

「ちっせぇし…子供みたいなもの」




 そんなにちっちゃくなくない!?




 ひらひらと手を振る純を置いてお店を出た。





 お勘定は純に5000円を渡してきた。



「毎度―」





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