晴れ空男子
「楽しかったねー」


 楽しい時間ほど早く過ぎるっていうのは本当で、あっと言う間に過ぎてしまった。





「今日は早めに美雨の家に美雨帰さねぇとたぶんやべぇと思う」

「そんなことないよ」

「いや…やな予感する」




 冷や汗を流しながら急いで電車に乗って家に帰った。





「ただいまー♪」

「おかえり」




 ママが真っ青な顔で出迎えてくれた。





「優枝さん、どうかしました?」

「…あのね、蓮が…」

「親父が?」





 パパがどうしたのかな?









「…中ですっごい怒ってるの。……………律君に」





 律君に?



 …びっくりしたぁ…パパに何かあったのかと思った。





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