晴れ空男子
「はーい。お疲れ様~」

「ありがとうございました!!」




 律に着替えの服を取ってもらって着替えた。



「お疲れ~」

「楽しかった!!」

「良かったな」



 頭をくしゃくしゃっとなでられた。




「何すんの~」

「すっげぇミルクティー色の髪だよな…」

「律はパパ似だもんね」

「あぁ…」



 律は綺麗な茶髪でパパとまったく同じ色なんだ。



 私はママと一緒。



「さっき一緒に撮ってたNATSUってやつさ、ここの一番上のモデルらしいよ。機嫌損ねんなって、他のモデル達が言ってた」


「…すごい人なんだね~」




 噂をすればNATSUさんが私たちに近づいてきた。





「今日は楽しかったわ。また是非一緒に撮りましょうね?」

「はい!! もちろんです」

「ねぇ…マネージャーさんのお名前は?」


 名字は避けてよ~? という視線を送る。



「律です」




< 228 / 296 >

この作品をシェア

pagetop