晴れ空男子
「あー、ダメダメ!!」
「え?」
また話しに割り込んでくる空。
「菊池には関係ないじゃん」
「美雨の父親に頼まれてるから」
…嘘だ。
パパは人の恋愛事情までは首を突っ込まない人。
なのに…そんなこと知ってるのに空を否定できない自分がいた。
空に助けてほしかったのかな。
「美雨、先生が呼んでたよ」
空が入り口近くを指さして言った。
私は教室を出て辺りを見渡す。
「誰もいないじゃん……」
「え?」
また話しに割り込んでくる空。
「菊池には関係ないじゃん」
「美雨の父親に頼まれてるから」
…嘘だ。
パパは人の恋愛事情までは首を突っ込まない人。
なのに…そんなこと知ってるのに空を否定できない自分がいた。
空に助けてほしかったのかな。
「美雨、先生が呼んでたよ」
空が入り口近くを指さして言った。
私は教室を出て辺りを見渡す。
「誰もいないじゃん……」