晴れ空男子
「俺とは違う感情?」

「律と空は違うよ?」

「…じゃあ律とどういう関係?」




 よっぽど気になるのか、耳元でささやかれた声。






「…きょッ…きょうだい…だよ?」

「……………え? もう一度」

「きょうだいだよ」

「もうい「きょうだい」」





 しーんと静まり返った空間。





 頭が真っ白な空に抱きつき返す私。





「えぇぇぇぇ!?」




 びっくりして声をあげたのは約5秒後の話し。



「あははー」

「はは…はは…マジかよ」

「うん♪」




 





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