晴れ空男子
「いいねー、美雨ちゃん!!」

「ありがとうございます!!」





 まずいつも通りに撮影をしてから…今日は自分流メイクを公開するんだって。




「はーい、じゃあモデルさんたちはここに自分のメイク道具並べて」




 いわれたとおりに家から持ってきたメイク道具を並べた。






「めっちゃブランド物そろってるー!!」





 ノアちゃんが私の横に来てそう言った。





「さすが笠見財閥のご令嬢様だねッ!!」



 耳元でこそっとつぶやいた。





「そんなことないって。あ、ノアちゃん…これ間違って2個買っちゃったんだ。良かったら使って?」


「嘘!!! これtruthの限定版だよね!?」

「あ、うん」

「すごっ…」

「ママのブランドなの。欲しいものがあったらもってくるよ」


「…お嬢様って感じー…」




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